保健師ブログ:イヤイヤ期、魔の〇歳児
はじめての保健師としてのブログ、初回はこのテーマで。プラス、男子3人を育ててまいりました私なりの、大変な時期を越えてきた今だから伝えられることをつづってみたいと思います。
いやいや期も、魔のなんちゃらも、理屈ではこうです。『脳の発達過程であり、とても重要な時期。』
それは頭ではわかっていても、真正面から向き合うご両親は、どうしてもイライラしてしまうこと、泣きたくなってしまうことはありますよね。
家庭の都合や配偶者のお仕事の都合で、どうしても自分ひとりで頑張るしかない状況、いわゆるワンオペ家庭も多いと思います。日中は孫の面倒をみているという祖父母の方もいらっしゃるでしょう。
毎日の子育てタイムスケジュールをこなすだけでも大変なのに、子供たちは脳の発達過程を盾に、さまざまな無理難題を絶望的な状況でぶち込んできます。出勤前だろうが、限られた家事時間の合間だろうが、体調が悪いときだろうが、お構いなしです。
これはもうなんでしょう、神様から与えられた試練ですか、と思うしかないですよね。
そんな、絶賛いやいや期&魔の〇歳児と戦うみなさまに、2つアドバイスをさせて頂きますね。
1つ目は、子供たちにとっても、親たちにとっても、気分転換が効果的だということです。
子供は、両親以外の大人と関わることで、新たな学びを得たり刺激を受けることも多いです。いくらやっても駄目だった、どんなに言って聞かせても伝わらない、ということが案外スムーズにいくことも意外にあります。
親も、子どものことをいったん心と頭の片隅に荷おろしして、自分のことを考えたり自分が楽しいと思うことをやったり、ごほうびの時間を持ちましょう。5分でもいいのです、音楽を聴くとか、甘いものを食べるとか。
思うことを言葉に出来ない、相手に伝えられない、うまく行動に結びつかない。そりゃあイライラするよね、と子どもの立場にたって考えてみるのも時には必要かもしれません。
そして2つ目は、今一番つらい、自分だけがこんなにもしんどい、どうして?と思っている皆さん…必ずそのつらい毎日は終わりを迎え、だいぶ楽になりますよ!ということです。
なんだそれは、と思われるかもしれませんが、人は先が見えると少し希望が持てるようになるものです。
子育てはその時期その時期で、大変さが変わります。親の体力面、精神面、経済面、それぞれをえぐりながら子供たちは巣立っていきます。でも、えぐられた部分にはたくさんの思い出と、愛情と、たしかな絆が残っていくと思います。
泣きわめく我が子を引きずりながらスーパーから帰った日々、トイレにこもって爆発しそうな感情を整えたあの毎日、子供の寝顔を見ながら「叱りすぎちゃったかな」と反省し涙したあの夜。
そんな思い出が、子供たちの成長とともに面白おかしい、あたたかなものとなり、いつしか子供と語り合えるネタにもなります。
何歳で終わりますよ、とはなかなか断言しづらいものですが、必ず終わりを迎えるはじめてのプチ反抗期、ちょっとだけいつか子供に語り聞かせるネタ探しと思って、楽しんでみませんか??
笑顔やご機嫌な姿はたくさん写真や動画に残しているものですが、泣き叫ぶ我が子の動画はなかなか余裕がなくて記録にのこせないものです。次にぐずったときはシャッターチャンス、くらいに考えて気楽に構えてみてください♪
そして、クリニックにいらっしゃった時には、そんなお話をぜひお聞かせくださいね!